どうも、山口祐樹です。
第一章:【自己紹介】偏差値37の男がアフィリエイトで3億円稼ぐ仕組みを構築するまで
第二章:1億稼いだ24歳男が仙人さんの参加費470万円マレーシアセミナーに参加して詐欺されるまで。
前回の仙人さん記事が好評だったのと、あれから「結局、仙人さんってどんな人でした?」と100回以上は聞かれたので、続きを書いていきます。
20代男が仙人さん(Mr.X)の教材に累計800万円ほど使って分かったこと。
彼が470万円のセミナーを提供途中で失踪してから、なぜか僕のブログ、メールにクレームが来るという事態が発生。
そしてなぜか僕も1通1通丁寧に対応するという謎の義務感に追われていました。
2020年にコロナが流行し、その混乱に紛れて彼は姿を消しました。
2022年ごろ、コロナが落ち着いてきてしばらくして、彼は失踪した謝罪と、470万円のセミナーの約束である2回目のスイスセミナーの案内が来るかなと思いきや…
彼は何事もなかったかのように発信が再開して、なぜか違うオファーが届きました。
次のオファーは
「X-healer」
という音声のみの企画。
薬草とか、肉体系の話ですね。
参加費は、
「400万円」
でした。
いや別にそんなことはどうでもよくて、ツッコミがいろいろ追いつきません。
- 約束していたセミナー、特典音声、波動マッサージはどうなったのか。
- なぜ何の説明もなく次のオファーがきているのか。
- 音声教材で400万円ってこれ買うやついるのか。
そして内弟子メンバーが僕に直接メールを送ってきて、通話でクロージングしてくる流れに。
と力強く回答。当たり前ですよね。
・・・が、油断したのも束の間。
気がついたら僕の手は決済リンクに伸びており、1秒後には購入ボタンまで到達していました。
そして残念なことに、彼の会社の決済リンクにはクレカ情報を完璧に記憶されており、わずか2-3クリックで決済完了。
僕はこんなことのために、クレカの限度額を上げたわけではありません。
広告費をガンガン使って同業者にドヤ顔するためでした。
本当に悔しいです。
「毒をくらわば皿まで」といいますが、もう皿が乗っている机ごと食って、机が立っている床にしゃぶりつている勢いです。
X-healerは聴いてどうだったのか?
ちなみに最近、僕のクライアントに15年医者をやっている人がいるので、「X-healerってどうですか?」と聞いてみました。
回答は「いやー、現実的には難しいですね」。
たぶん、専門家がそういうということは、もう机上の空論の領域なのでしょう。
そして結局、僕も音声を10話くらいまで聞いて、残り30話くらいは聞けていません。
400万円の買い物をしたのに、感覚がバグってしまったのでしょうか。
400万円あれば人を1年雇えるし、そこそこの車も買えるし、普通の生活なら1年住めます。
という後悔がでてくるのかなと思いきや、
なんというか、400万円を仙人さんに払う義務を果たせたことに心から満足した感じです。
別に見返りはとうの昔に貰っている感覚ですから。たぶん、日本語にまだない感情を味わえています。
特に僕が見返りを求めてないので、宗教よりタチが悪いです。
仙人さんチームがやってきたこと
散々な思い出ばかりです。
参加費470万円の超高価フィーを払ったのに、飛行機はエコノミーのきったねえインドネシア人が隣の臭いエアアジアを指定されてマレーシアに向かわされたあげく、到着早々セミナーではなぜかエミネムみたいなBGMがかかって格闘技開始。
移動で体調不良になり吐き気が限界だった僕に、仙人さんは僕との身長差約40センチあるなかで、容赦なく格闘技の謎の投げ技(飛びすぎて記憶ない)でしばかれる。
今でも覚えていますが、あれは高校野球を思い出す懐かしい感覚です。2個上の先輩から愛を持ったいじりと、1ミリの「お前、分かってるよな?」の本音でしばかれる感じが、なんとも言えないトラウマを蘇らせます。
セミナー後の懇親会でも・・・
ちょっとセミナーでいい話をしたと思って油断したら、次の懇親会では謎のプールがついた怪しいBARへ。
しかしエントリーの時にセキュリティにはどうにも僕の顔が18歳以下に見えるらしく入場拒否、日本の免許を見せるもここはマレーシア。拙い英語で話しますがまるで話が噛み合いません。お互いイライラして地獄絵図です。
一方、仙人さんはその現場を華麗にスルー。1人プールへスタスタ歩いて行きました。そしてなんと30分後には自らの懇親会を放置して無言の帰宅。
僕らメンバーはポカーンとしてました。さらにその懇親会費用も10万円の請求がくる始末。仙人さんにキレてもアメリカ在住だし物理的に絶対勝てないので、マジで家で1人キレました。
彼の言ってきたことは覚えていませんが、彼のやってきたことは完璧に覚えてます(体が)。
これからも一生忘れることがないことでしょう。
でも、大好きなんです。
彼の嘘をつくことも、暴力的な側面も、金儲けも、情報ビジネスのいいところ悪いところも全て教えてもらいました。
全部込みで「いいなあ」「あんな風になりたいな」と心から憧れていました。
我ながら病気です。
正直、僕はこれだけ1人の人間に憧れたこともないですし、もう人生ではないと思います。
本当に僕の20代を彩ってくれた人でした。
また高額セミナーで仙人さんに会える機会があれば、何千万クラスでも頑張って用意していくことでしょう。自分でも呆れてため息もでません。
昔同じようなことがあった
関係ない話ですが、思い出したので話します。僕が18歳の時に付き合った女性に言われた言葉です。
僕は当時サラリーマンをしながら中国輸入をしていて、周りに怪しまれていた時、社内トップクラスの子とお付き合いすることが叶いました。
ただ彼女の周りは、僕と付き合うことを反対していました。彼女は美女でしたし、僕と違って明るい、選びたい放題の子です。なぜこんな怪しいやつなんだ、と。
それでも僕と付き合うことを選んでくれました。
当時の彼女「私が好きなら別になんでもよくない?好きなら見る目ないとかどーでもいい」
18歳の僕ちんにはよく分からず「やったー!最高!!」程度でしたが、10年越しにこの感覚が体感できました。
自分がこの気持ちを、まさか同性の仙人さんに思うことが来るなんて思いませんでした。
周りから見たら、僕は見る目がないですし、稼いだお大金を仙人さんに貢いでいるバカな経営者です。経営判断としてはアホすぎます。そして何のリターンもありません。
もっとお金を稼いで、もっと支払いたい。
そんな風に思えた、この世界で唯一の存在でした。
虚無の世界を生きてた僕に、彩りを与えてくれた人。本当にありがたい存在です。
別に批判したいとか、詐欺されたとか、そんな気持ちは一切ありません。
むしろ感謝しかない、というのが本音です。
これを理解してもらうとか別にないですが、とりあえず正直な気持ちを書いてみました。
特にオチもないですが、そんな感じです。
ありがとうございました。
山口