ロバート・キヨサキの金持ち父さん貧乏父さんを要約します
こんにちは、山口祐樹です。
この記事では、ロバート・キヨサキさんの「金持ち父さん貧乏父さん」という本のレビューをしていきます。「金持ち父さん貧乏父さん」と言えばかなり有名な本であり、なんと世界で1000万部、日本国内でも100万部以上売れた、超ベストセラーです。
実際、多くの人がアムウェイなどMLM(ネットワークビジネス)、ネットビジネスなどで起業する際に、最初の本としてよく読まれている本となっていますね。
この記事を書いている僕自身も「金持ち父さん貧乏父さん」に19歳の頃に出会ったのですが、当時は「起業ってすげえやんけ、俺もやろ!」って感じで始め、22歳で会社を法人化、23歳で年収2700万円ほど稼げるようになりました。
しかし、今改めて考えてみると「金持ち父さん貧乏父さん」の内容を、100%盲信するのは良くないと感じています。なので、
金持ち父さん貧乏父さんの内容を100%盲信するのはよくない
ということについて詳しく話していこうと思います。
ロバート・キヨサキの金持ち父さん貧乏父さんとは?
まず「金持ち父さん貧乏父さん」とは、著者のロバート・キヨサキさんが、全くタイプの異なる二人の父さんの一人である、金持ち父さんから学んだお金持ちになる方法をまとめた本です。
先に全体像をお伝えすると主に以下の3つがポイントになっています。
①「資産」とは何か
②「ラットレース」から抜け出す
③「4つのクワドラント」を知る
この3つです。詳しく話していきますね。
最初に、物語は作者ロバート・キヨサキの幼少期に「貧乏父さん」と「金持ち父さん」という二人の父さんが存在したことから始まります。そしてこの二人の父さんは、以下のようなお金に関して真逆の考えをもっていたのです。
そして物語は「金持ち父さん」と「貧乏父さん」の二項対立で進んでいきます。
ロバート・キヨサキの金持ち父さん貧乏父さん①資産とは何か?
最初に資産と負債の違いを知ることが金持ちになるために必要だと金持ち父さんは主張しています。「資産」=家や車などの目に見える有形のモノをイメージしてしまいがちですが、金持ち父さんの言う本当の資産は全く異なります。
理解しておくべきは「僕たちが一般的に資産がと勘違いしている家や車は”資産”ではなく”負債”である」という考え方です。
確かに一般的には、車や家といった不動産を持っていることは一般的に資産とみなされます。実際、銀行や住宅ローンを申し込む際には、これらの項目は資産として扱われていますし、一般認識では「資産」と呼ばれることでしょう。
・・・しかし、金持ち父さんの考え方は真逆で、家や車は資産ではなく負債だという主張がなされているんです。何故ならどんな理由であれ「負債=家計からお金を吸い取っていく全て」と考えるからです。
「資産」=私のポケットにお金を入れてくれる
「負債」=私のポケットからお金をとっていく
こういった定義になります。
現に、家も車もローンの支払いに追われてしまっていては、お金はどんどん吸い取られていきますよね。このように、お金が減っていくものは資産ではなくて負債であるというのが金持ち父さんの主張なんです。
そして、負債にばかりお金をかけると以下の3つが失われると言います。
まず、僕らがお金持ちになるためには「本当の資産とはなんなのか?」を知ることが大事だと金持ち父さんは主張しています。
そして本当の資産とは耳と耳の間にある「知識(思考)」だとロバートキヨサキは言っています。
ロバート・キヨサキの金持ち父さん貧乏父さん②ラットレース
一般的に日本では「いい会社・いい学校に入ることがお金持ちになるために必要なので、一生懸命勉強して働きましょう!」という風に言われています。
しかし、サラリーマンで資産家の人は世の中で圧倒的に少数です。ほぼいないと言っても過言ではないでしょう。資産家の過半数は会社のオーナーか、投資家なので。
何故なら、これまでの資本主義とは、一般人に「本物の資産」をわざと教えずに隠し、「偽りの資産」のためにどれだけ多くお金を使わせるかを争うゲームだからです。
だから僕らが学校でお金について学ばないのも国を運営するために都合が良いからなんですね。何故なら、皆が「本当の資産」に気づいてしまったら、国の経済が回らない可能性がありますから。
しかし、お金について何も学ばず、負債であるモノだけをひたすらに集め続けていても、100%お金持ちにはなり得えません。負債を買い求める生活を金持ち父さんは「ラットレース」と呼び、以下のような生活で人生を終えます。
人生の50%以上を占める仕事も「ただ生活するため」に行い、国民が余計なことを考えず、ただサラリーマンを全うして死ぬ。今の国民ほとんどがこんな生活だと思います。
だからこそ、今の時代を生きる僕らは自分らしい人生を取り戻すために「ネットビジネス」や「副業」をこうして勉強しているわけですね。
僕も同じ道を努力してきた人間として、何か参考になればと思い、以下のような記事を書きましたので、是非お時間が許す限りほしいです。
※参考記事
山口祐樹の自己紹介
もし年収8桁の僕がネットビジネス初心者で「0」から開始するとしたら?
アフィリエイト初心者が「1円」すら稼げない原因3選
ロバート・キヨサキの金持ち父さん貧乏父さん③4つのクワドラント
そして最後に、最も有名な金持ち父さんの重要な概念として「4つのクワドラント」というものがあります。
「クワドラントってなんやねん!」と思われたかもしれませんが、下の画像のような、お金の稼ぎ方を大きく4つの区分に分ける考え方のことを指しています。
上記図のように、それぞれのクワドラントは4つ存在し、
- Eクワドラント…Employee(従業員・サラリーマン)
- Sクワドラント…Self-employed(自営業)
- Bクワドラント…Business-owner(ビジネスオーナー)
- Iクワドラント…Investor(投資家)
という風に分けられています。そして各クワドラントには大きく異なる点があります。
まず重要なのは「左側の2つのクラドラント=労働収入」だということです。
金持ち父さんの主張では、左側にいてはいつまで経っても労働によってしか収入を得ることができないので、ラットレースのまま人生が突き進むことになります。
反対に「右側は不労収入を得る側」です。怪しいワードですよね、不労収入って。MLMとかで良く聞くフレーズだと思います(笑)しかし自分が働かなくてもお金が入る仕組みは魅力的ですよね。
そして金持ち父さんが主張しているのが「金持ちになるためには、左側から右側に行くことが必要だ」と言うことであり、そのためには「投資(知識、資産)」が必要ということを述べているのです。
ロバートキヨサキの金持ち父さん貧乏父さんを読んだ感想
さて、ここまでロバートキヨサキの金持ち父さん貧乏父さんのまとめをしましたが、僕が言いたいことはここから下になります。
よく勘違いされていますが、まず前提としてこの本の作者ロバートキヨサキさんは本の中で「お金持ちになる=幸福」とは言っていません。僕が行っているネットビジネスでもそうなのですが、お金を稼げば人生の問題が解決できると思ったら大間違いです。
山口祐樹の自己紹介にも書きましたが、僕はお金を稼いでも全く幸せではありませんでした。正確に言うと、外堀は成功者っぽかったかもしれませんが、僕の心の内側は孤独、寂しさでいっぱいだったのです。
先程言った通り、資本主義とは、一般人に「本物の資産」をわざと教えずに隠し、「偽りの資産」のためにどれだけ多くお金を使わせるかを争うゲームです。僕は見事にその術中にハマっていたわけです、21歳でベンツを買い、タワーマンションに住み、本当の幸せとは程遠いところにいたと思います。
そこで金持ち父さんの「資産=私のポケットにお金を入れてくれる」という定義で生きてきた結果、僕は理想の人生とは違うところにいました。だから僕が声を荒げて言いたいのは、
”真の資産=人間関係である”
ということです。
確かに過去の僕はブログが勝手にお金を稼いでくれる仕組みがありましたし、お金は平均以上はあったと思います。しかし道は孤独です。周りの人間は僕に興味があるわけではなく、僕の持っている車やブランドバッグに興味があるだけでした。
一度道を間違えた僕だからこそ、真の資産は「人間関係」だと声を大にしてあなたに伝えたい。ちなみに研究データだと50歳の時の友達がその後の寿命を決めるらしいです。それくらい人間関係の威力は強力なのだと理解していただけるデータかと思います。
その時の心の心境はこちらのレポートに書きましたので、もしよかったら見ておいてほしいです。最後にTEDの動画も出して、人間関係の威力を知れるいい機会になると思います。
確かにあなたも僕と同じようにロバートキヨサキの金持ち父さん貧乏父さんをきっかけにお金を稼げるかもしれません。
・・・しかし、最後に大事なのは「人間関係」です。死ぬ時にどれだけ持っていても価値なんてありません。もっと家族のこと、恋人のこと、友人と過ごす、かけがえのない時間も大事にしてください。それが僕からの心からの願いです。
また、「真の資産=人間関係」なのであれば人間関係を作るコミュニケーションスキルはお金を稼ぐ時も、良い人生を歩む時にも必要不可欠です。その場合はデールカーネギーの本「人を動かす」の感想と評判という記事を見ていただければ重要なポイントは理解できると思います。
最後に、この記事に関する質問、感想、お問い合わせはコチラからして頂ければ、24時間以内に確認させて頂きます。
ありがとうございました!
山口